2008年06月21日

囲炉裏のある風景

もしもぉ~ 私がぁ~ 家を建てたなら~♪

流行り歌の通り、
若い時分の子育て時期
白い洋風な、小さな庭のある家を建てた。

40坪ほどの小さな家にしては、ちょっと大きめのLDK
建築面積に入らないベランダとバルコニー、
玄関部を吹き抜けにして
そう高価ではなかったが、シャンデリアみたいなのを吊り下げた。


(写真は、飛騨高山の合掌造りの家屋内)

それから20年が経った。
3年前にようやく住宅ローンも終わり、気づいたら50半ば…。

今は、
写真のような
こうした囲炉裏のある風景に
逆に、とても心がなごむ。

4年ほど前
子供が大学を卒業し、帰ってきたのを機に…

バルコニーは
とりこわし、2階の息子の部屋を拡充した。

そのバルコニー下の1階の空間は
履きだしガラス戸で全面を覆い、趣味のサンルームへ。

玄関の吹き抜け部は
天井を張って、2階クローゼット室へ。

ベランダは
履きだし戸の向こうに、さらに
4枚のガラス窓を取り付け、
暴風雨雪マルチ対応の、完璧な洗濯物干場へと変身。

そして、LDKは
いまや
孫のおもちゃ置き場・プレイルーム
紙おむつ・着替え置き場へ。

冬期間には、室内洗濯干場と化し、

コタツとマッサージチェアと食卓テーブルで
かなりの部分を占有…。

若い頃、
流行りのイメージで建てた住宅だが

長い間の子育て・家事、
そして、現在の孫育ての中
生活重視で、住みやすいように大きく様変わり…。

長く暮らしていくと、どこの家庭もそうなって行くのだろう。


最近、“家”というものについてあらためて考える。

子育ても終わった今、あと数年後の退職後…。

家は、夫婦が使いやすい、
ただ落ち着く場所であればいい。
帰巣の場であばいい…と。

定年後、
ただ孫だましがメインの人生ではつまらない。
それは、それで幸せなことだが…。

若い時から好きだったこと
やりたかったこと
住んで見たかった土地など…、

気にすることも、
恐れることも何もなくなったら、

いろいろなことに挑戦してみたい。

そして、できれば
一番いいシーズンだけでも

どこかゆったりと大自然に囲まれた地で

パチパチと
囲炉裏に火がはぜる

そんな小さな和風の平屋に
夫婦ふたりだけで
ゆったりと暮らしてみたいな…と。




意識も、感覚も、要求も、美意識も

時を経るごとに
少しづつ
しかし、確実に変わっていることを実感している。

(写真は、岩手県花巻にある高村光太郎記念館敷地内にある光太郎寓居)  


Posted by エゾリス at 12:00Comments(3)建物な話