2009年10月13日

秘湯の紅葉狩り

連休最終日、酒田から鳥海山麓の八幡を通り、青沢トンネルを抜け真室川へ。まだ紅葉には早い。道路沿いに小さな滝がある。 ひんぱんに走るお好みのルートだ。
真室川からがっこそばで有名な金山町谷口集落を抜け、R13へ。新しくなった快適な主寝坂トンネルを一気に走り抜け、山里の鄙びた温泉情緒豊かな秋ノ宮温泉郷へ。そこから左折し、すれ違いも困難な、秋色の山伏岳山麓の狭隘な山道をしばらく進む。両側を覆う樹木のカーブから突然現れる対向車に気をつけながらのんびりと進むが、思いのほか、後続や対向車が多い。紅葉が美しい、人気の山岳ルートだからだ。

途中、囲まれた山々の隙間から、横手盆地が遠くに見える。硫黄臭が車内に漂ってくるころ、突然、川原毛地獄の真っ白い山肌が視界に現れる。あちこち硫黄の白煙が立ち上っている。猛毒の有ガス地帯に入った証だ。昔は泥湯までも、もちろん川原毛地獄へのルートも全て砂利道の山道で、駐車場もトイレもなく、秘湯中の秘湯だった。川原毛地獄にも散策コースなどなく、ただ白黄色の有毒ガスの噴煙を自分で避けて歩くだけの、危険なスポットだった。タヌキとかもガスに巻かれて死んでいたものだった。その散策路を上り下りして、滝つぼまで30分ほど降りれば、滝そのものが大きなふたつの流れとなってなだれ落ちる大湯滝の天然温泉で、近年全国から訪れる人が多い。そこからは後わずか山道を下れば、日本有数の秘湯・泥湯温泉だ。泥湯から先に進めば、深い三途川渓谷の橋がある。

川原毛地獄の駐車場には東北だけでないあちこちのナンバーが並んでいた。ババヘラのアイスクリームのおばちゃんも近年鎮座している。どこもかしこも整備のしすぎで快適にはなったが、訪れる人の数も飛躍的に増加して、秘湯・秘境の趣は年々失われつつある。  


Posted by エゾリス at 08:01Comments(2)季節な話