スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2008年04月20日

胡弓の夕べ

第5回「海坂の桜小祭り」の宵祭り。




暮れなずむ春爛漫の夕刻、
篝火(かかりび)が静かに燃え盛り、
竹に美しく細工された蝋燭(ろうそく)群が闇を照らし出す。

尺八と琵琶、そして胡弓

平安の古(いにしえ)からつづく
和の音色が

時代を超えて鳴り響き
妖艶な色香が宙に漂う

藤沢周平の作品世界
「海坂藩」鶴岡

江戸情緒の夕べが、
平成の内川小公園に、妖しくも美しく再現された夜…。











「胡弓」を、
中国の楽器「二胡」と間違う人がいます。

友人として
胡弓ファンとして

衰退の歴史がある胡弓の、
現代への復活を喜ぶ者のひとりとして

胡弓が
日本古来の楽器であることを説明したい。

胡弓は
平安時代から続く、日本唯一の擦弦楽器。

中国の二胡は
2弦のスチール弦で、
弓は楽器に固定されているから、
弾き手を離しても、その弓が下に落ちるということはない。

胡弓は3本の弦があり
昔から、
本物の絹糸の弦を張り、
だらんと下がった馬の毛の弓で
バイオリンのように弾く。

胡弓は
素人目には、三味線に近く見える。

たとえば
津軽三味線なら犬皮(けんぴ)だが
沖縄の蛇味線ならヘビの皮。

胡弓の皮は
きめ細やかな猫のお腹の皮。

楽器の表裏に
ひとつづつ
確かにおっぱいがついている。

雨は繊細な楽器・胡弓の天敵。
野天ライブならば、
常に傍に簡易テントを準備しておく。

中国・二胡の音色は、
スチール弦ということもあり
胡弓よりは低く重く固い。

和楽器・胡弓は
より高音で、
もの哀しく、せつなく、甘く、温かく鳴り響く。

胡弓は
弓を持ち、
バイオリンのようにして弾くが、
両足の内股に挟み
楽器を立てて演奏する。

立てた楽器そのものを
クルクル回転させて弾く
極めて特異で
難しい技法を要する楽器でもある。

明治の時代に入り、胡弓は廃れる。

演奏技法が極めて難しく
音量が小さく
哀調の表現に限られるという特性のため

尺八に、
いつかその座を奪われてしまう。

現代、
哀調と色香で人気の
北陸の新しい踊り祭り
「おわら風の盆」が、脚光を浴びているが

その人気を支えているのが
明治時代に
一度消えたはずの「胡弓」の音色。

その衰退の歴史を持つ胡弓を
おわら風の盆とはまた異質に
それにとらわれない
新たな復活をめざす人がいる。

東北でただひとりの
プロ胡弓奏者
音里間 満生(ねりま みき)さんです。

山形から
心揺さぶる美しい胡弓の調べ。

応援したいと思う。

胡弓のCD、二枚出ています。

平安時代からの和楽器「胡弓」。

ぜひいつか、本物を生ライブで体感してみて下さい。  


Posted by エゾリス at 21:57Comments(5)祭りな話

2008年04月20日

カレーライス

今日の夕飯はカレーライス。
ゆで卵スライスつき。



晩ご飯は、主に嫁のK子ちゃんの担当。

わが家のカレーライスは、
いつも鍋の大きさが大・中・小と三種類で、味もそれぞれ三種類…。

大 鍋 … 私・妻・嫁 …大辛(ゲキ辛?)
中 鍋 … 息子    …小辛(甘口?)
極小鍋 … 孫     …幼児用カレー(?)

カレーライスは大好物。

肉がたくさん入っていて、いつもおいしい。
だから、ついついおかわりしてしまう。

ニンジンだけは、
できるだけ大きく切って入れるように、当初から指示してある。

取り除く・取り分けるのに、楽だから…。

生のスティックや味噌づけなど、
固いままのニンジンなら好物なのだが、
カレーや肉じゃがなどに、柔らかく煮込んだニンジンはちょっと苦手。



薄い薄い幼児用カレースープご飯と戦う孫。

カレーより、ゆで卵の白身が好物なのだ。

だから、大人カレーにも、可愛いいゆで卵リングがトッピングされている。



晩ご飯、がんばって食べたから、デザートは大好きなヨーグルトだよ。
  


Posted by エゾリス at 06:30Comments(3)味な話