2008年12月16日

胡弓と津軽三味線とおわら風の盆…

音里間さんの公演発表会、

よかったぁ!

胡弓に、津軽三味線に、粋な新内三線に
郷土民謡から日本舞踊や越中おわらの手踊りまで
とても上質な素敵な記念公演発表会でした。

4年前の特別記念公演時は
山形テルサ大ホールを会場に
正午から夕方まで、
3部構成で約五時間半にわたるロング公演だった。

今回は、約三時間強と多少コンパクトだったが、
前回時よりも
お弟子さんたちのレベルが確実に上がってきているよう。

内容盛りだくさんで、飽きることのない、アッという間の三時間だった。




私の大好きな「越中おわら節」。
弟子の胡弓に合わせて踊る音里間さん。

見たさ逢いたさ 想いが募る
恋の八尾は おわら雪の中~♪










音里間さんは
三味線音里間流音里間会二代目会主。
10年前に若くして会主となり、
今回その集大成としての特別記念公演発表会であった。

4年前と同様
平成20年度山形県民芸術祭参加・山形市芸術祭参加公演。
「母なるかわ最上川」

ファンである彼女をあえて紹介するとすれば

プロとして、一芸あれば身を立てられる世界にあって

まさに八人芸とも称されるような、
芸事への強い好奇心と才能と努力で自己表現する、
かなり稀有な和のアーチストだと思う。

彼女は本来三味線のお師匠さんであり、
一方、東北では珍しいプロの胡弓奏者でもあり、
すでに2枚のCDを出しているプロの胡弓奏者である。

また日本舞踊の名取でもあり、民謡の先生でもあり、それぞれの教室を開催している。

音里間流三味線の真骨頂は西モノ、
つまり端唄・新内のような粋な三味線であるらしいのだが、

これに加えて、近年は太棹・津軽三味線の師匠にもつき、
ステージ上で
じょんがらやよされなども、ビンビン・ダンダン響かせてくれる。

そして、書道2会派の免状を持つ師範でもあり、書道教室も開催している。




もうひとつは剣道。
高校時代には、武道館での全国大会で個人戦3位という輝かしい実績を持つ。

小さな体でいつもパワー全開、
気取るところなく、心やすく親しみやすい人柄の女性である。

無芸の私とは、本来なんら共通点はないのだが、
和の芸術が好きという点では話が弾み、
ごくたまに機会があり、
山形や鶴岡で飲むと、結構いろいろな話で楽しい酒が進む。




津軽三味線 高橋流家元・高橋裕次郎師を囲み、
音里間さんと両会高弟たちによる7人弾きの津軽三味線「津軽の響き」。

これはもうすばらしかった!
「津軽じょんがら曲弾き」・「黒石よされ」とも、
肺腑をえぐられるような大迫力で、まさに心が震えた。

家元の話コーナーもあり、
津軽三味線を巧みに弾きながら
高橋竹山や吉田兄弟の弾く、それぞれの津軽三味線の違いを真似て弾いてくれた。
今人気の三味線吉田兄弟をプロデューサーに引き会わせ、世に送り出したとも語っていた。

「古謡・最上川舟唄」も初めて聞いたが、今のものとはかなり違う。




こどもたちの三味線教室もあり、その子供久楽部のメンバーによる三味線披露もあった。




胡弓のお弟子さんたちによる演奏。

うーん、みんなたいしたものだ。

いいなあ、鶴岡にも胡弓教室とか開いてほしいけど
寝る暇を惜しむほどのお忙しの方だから、当分は実現不可能だろう。

スチール弦の
硬い音調の中国二胡よりも

絹糸の弦と、
馬の尻尾の弓から奏でられる
柔らかく哀調の音色が美しい、日本の胡弓の音色が好きである。

江戸時代からつづく、日本唯一の擦弦和楽器「胡弓」。
その胡弓と美しい手踊りの「越中おわら節」。

そして、日本一難しい民謡とも言われる北海道の「江差追分」。

この民謡が大好きで、
遊びで道南を訪ねると
地元江差で本物の江差追分を聞きたくて
函館から足を伸ばし、福島・木古内・松前を越えて
何度か北の漁師町・江差の地に足を運んだものだ。

江差の春は江戸にもない

江戸時代、そう言われたほどの、
東北・北海道で一番のにぎわいのあった漁師町。

今はその面影はほとんどなく、
街の中に、往時のにぎわいを示すニシン豪商の屋敷が観光施設としてある程度だ。

その江差の町で、毎年江差追分全国大会が催される。

そして、その会場である江差追分会館に行くと
毎日、午後2時になると、
歴代の全国大会チャンピオンの誰かが、本物の江差追分を歌い上げてくれる。

この会館では練習用テープも売っていて
昔は、車の中で
か~も~めぇぇぇぇぇ~♪と、よく唸ってはみたが
最初のワンフレーズさえもまともに歌えぬまま、今はどこかにいってしまった。

すばらしい和の芸能を存分に堪能し、
おいしいお酒がいっぱい飲めて
食べて話して、いい感じの山形の夜だった。



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この記事へのコメント
たっぷりと楽しんだみたいですね\(^o^)/
お酒もたっぷり・・・・(*^。^*)

津軽三味線にすごく興味があって生で聞いてみたいとずっと思ってるとこです(^-^)
Posted by 鶴ニイさん at 2008年12月16日 19:04
こんにちは、検索から来ました。

すみませんが一言だけ・・・

胡弓は江戸時代からの楽器です^^;
平安時代にはないです~・・・
Posted by さつき。(嶋原応援してます) at 2009年01月22日 12:42
先日はありがとうございました。
Posted by 音里間満生 at 2009年02月07日 21:25
ずいぶんひさしぶりにブログみたら…。

鶴ニイさんへ
あいかわらずあちこち探訪してますか
いつかどこかでまたニアミスするかもしれませんね。

さつきさんへ
コメントありがとうございます。
そうでしたね。
「平安時代から続く…」のフレーズは
もうひとつ私の好きな
竹下玲子さんが伝承している「瞽女唄」の方でした。

音里間さんへ
そのうちまた
おいしいお酒と楽しいお話を…ぜひ。
Posted by エゾリス at 2009年03月20日 07:25
ご無沙汰のご無沙汰を…

その後お元気でしょうか?

何とかブログを立ち上げましたのでnerimakaiかmisujimikiのburogu
にコメントの程よろしく~
Posted by 満生 at 2011年02月26日 00:03
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