2009年10月31日
イカ揚げ
小清水から一直線のオホーツク沿いの道路。ドライブ日和の、格好の初秋の空色だが、風は少しある。オホーツク海にもいくらか白波が立っている。ウトロの目の前ほど近く、オシンコシンの売店に大きな貼り紙。見せたかった知床遊覧船も小型シーボートも、波が強いため今日は全て運航中止とのこと。ここはまだいい天気なのに。
その代替ということもあって、知床五湖やカムイワッカの滝(温泉)行きのシャトルバスも2時間待ちとの情報。マイカー規制の波がとうとうここ知床にも。以前は、マイカーでどこまででも自由気ままに行けたものだが。
世界遺産に登録した年の秋以来だから、多分5年ぶりかと思う。
久しぶりに訪れた知床ウトロは、町の様相が一変していた。狭隘な港町に、なかったはずの大きな道ができて、車が渋滞してた。町の真ん前の海を大きく埋め立てたという。巨大な道の駅ができていて、そこも人で溢れかえっていた。
世界遺産以降、人々はさらに知床に押しかける。さらなる人気観光地となって、北の最果て・秘境というイメージが消えて、以前のように、今年もここまで来れたッ!という感動が、自分の中で少しづつ失われていた。